漢方薬の飲みすぎを憂慮する

昨日、あることで救急外来の待合室で待つこととなりました。

救急ですので、救急車で運ばれて来られる方、直接受診される方などいらっしゃいました。

病院に到着すると、病状とともに今飲んでいる薬について聞かれます。
驚くことに”漢方薬”という言葉がよく聞こえてきたことです。

「〇〇〇の薬と、あと漢方薬」
「市販の漢方薬」

など、漢方薬はまるでおまけのようでした。

漢方薬は花盛り

漢方薬は副作用がないから安心
漢方薬は作用が弱いから飲んでも平気」などといった声を耳にすることがあります。
そのせいか、気軽に飲める薬として広く浸透したのかなと思います。
今や病院でもドラッグストアでも漢方薬は花盛りです。
お医者さんに行っても西洋薬にあと漢方薬って感じで処方されます。

漢方薬は安全?

「安心して飲める」というイメージの漢方薬ですが、
救急などの場面では厄介ですね。
飲んでいるほうは心配ないものだと思って飲んでいますが、
救急時など具合が悪い時に不明な薬を飲んでいると、診察する側はちょっと嫌な感じというか面倒に感じると思います。

具合が悪い原因が体内に入った食べ物や薬などであるかをまずは知りたいところでが、その時に漠然と漢方薬と言われるとどんな成分かわかりません。
ただ、お医者さんのほうも漢方薬なら問題ないだろうと思うのかはわかりませんが、漢方薬によっては人によって具合を悪くする成分も入っている場合があります。

私もそうですが、葛根湯など麻黄が入った漢方薬や八味地黄丸など附子が入った漢方薬を飲むとわずかながら動悸がします。
分かって飲んでいると心配はないのですが、知らないといきなり動悸がして心配になります。

動悸がして救急に行ったときに、飲んでいる薬を「ただの漢方薬」と言って成分がわからないと、原因が漢方薬にあって、飲むのを中止したら治まることを、色々な検査をして調べる羽目になります。

漢方薬は適切に使いましょう。

漢方薬は立派なです。
しっかり効果もあり副作用もあります

また、漢方薬は自然のものから作っています。というより自然の恵みです。
自然のものには限りがあります。
昨今、中国や活気のある新興国で、ある漢方薬に効果があるとなるとまたたく間に火が付き、根こそぎ買い占められて市場からなくなってしまうということがあります。これは、漁業などでも見られる現象と同じです。

日本でも保険がきいて安価でもらえるために、必要でもない漢方薬がやたらめったと処方されている気がします。
高齢者の薬の引き出しに「大建中湯」が山のように入っているのではないでしょうか。

漢方薬といえど薬です。
必要のないものや、いざという時に説明できないものは飲まないほうがいいと思います。
また、限りある大事な資源をただ捨てるだけの保険診療のお土産のように使わないようにしてほしいと思います。












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