中耳炎や外傷が原因で耳に穴が出来てしまうと、補聴器でも補正が難しい聴力低下などを引き起こしてしまいます。
外傷とは、耳かきでつついた時や平手打ちなどで圧力がかかって穴が開いてしまうようです。
そんな「鼓膜穿孔」を修復する薬が医薬品として初めて日本で承認されました。
リティンパ耳科用250μgセット(ノーベルファーマ):有効成分のトラフェルミン(遺伝子組み換え)
使い方は、
鼓膜用ゼラチンスポンジに薬の溶液全量を浸潤させ、形作ったものを鼓膜の穴の部分に隙間なく塞ぐように置いていくとのこと。
今までは自家移植などの手術が行われていたようですが、この薬剤の適応で処置が簡便になるといいですね。