むずむず脚症候群に漢方を作ってみました。

むずむず脚症候群の相談を受けました。

70代女性 長年のむずむず脚症候群

むずむず脚はもう数年前から悩んでいるそうです。
症状は日中にも起こりますし、夜はほぼ毎日だそうです。
布団に入って横になると、足がピクピク小さく動いて寝ていられなくなるとのこと。
ピクピクしたら動き回らないと気持ち悪くてしょうがない。

初期のころは足がつっぱるようで伸びをしたい感じ程度だったそうです。

ビ・シフロールを3T飲んでいましたが、少しずつ効果が薄らいできています。
最近、レグナイトが追加され、有効とのことです。
ただ、症状がなくなることはなく、眠気が強いとのこと。

「むずむず脚症候群」という名前を聞いたことはありますか?
症状そのままのネーミングですね。レストレスレッグス症候群ともいいます。

自覚症状の有無、症状の程度の違いはあれ、推定患者数は500万人だそうです。

漢方の本に載っている?!

漢方の昔の本、「金匱要略」には様々な病気について病態と漢方薬が書かれています。
その中に「むずむず脚症候群」の症状と思われる記載がありました。

皮水為病,四肢腫,水気在皮膚中,四肢聶聶動者,防己茯苓湯主之。

なんと書いてあるか全くわかりませんね。
この文章の中で、「四肢聶聶動」の箇所です。
これは、「皮膚の下の水の動きが悪くなって筋肉がピクピクとかすかにけいれんする。」という意味です。

今回の患者さんの訴える症状と同じでした。

 

そこで防己茯苓湯をつくって飲んでみました。

1.小さい鍋、またはやかんに漢方薬を入れ、水を240CC入れます。

2.弱火で20~30分煮ます。

3.水が約半分になったら火からおろし、すぐにこします。

4.出来たお薬の3分の1を飲みます。1日3回服用です。

以上で出来上がり!
煎じ薬は意外と簡単なんです。

その味は

防己という生薬がとても苦いので心配していましたが、他の生薬が甘いのでとても飲みやすいです。
自慢ですが桂皮は一番いい生薬を使っていますので、本当に香りもよくとってもおいしいです。
これは毎日飲めますね。

飲んだ「効果」についての感想は

作用としてはとてもマイルドだと感じます。
急激に何かを変化させるのではなく、じわじわと効いてくる感じがします。

下肢に明らかなむくみを感じる方であれば、2週間
とくにむくみは感じない方ですと、約1か月
ほど飲むと変化を感じていただけるのではないかと思います。

症状改善には約3か月くらいを目安にしたらいいのかなと思いました。

むずむず脚症候群の原因は?

原因ははっきりとは解明させていません。
ドーパミンの働きの問題が一番の原因とされていて、パーキンソン病薬を治療薬として使っています。

しかし、しかし、ドーパミンの問題であればなぜ多くの方が足だけなのでしょう??
パーキンソン病では手の震えが有名です。
また、動きではなく皮膚感覚の異常だけが症状に出るのでしょう??

早く原因が解明されることが期待されています。

漢方的に考えてみると

漢方では主に「気」「血」「水」の状態、働きを考えます。
今回は「水」に着目してむずむず脚症候群をみました。

70代女性の途中経過

現在、漢方薬とカイロプラクティック治療で経過をみています。
治療を始めて少し効果が見られました。
病院のお薬も続けています。

夕方に起こっていた症状がほとんどなくなったとのことです。
就寝時の症状も日によって、起こらない日もあるとのことです。

症状の変化を見ながら処方を検討して症状改善へとつなげたいと思っています。












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