漢方専門薬剤師が説明する漢方薬の疑問

漢方薬はわかるようで、わからない。
どこで、だれに聞けばいいのかわからない。
でも、ちょっと興味がある。
そんなみなさんに漢方を専門としている薬剤師
漢方についてしっかり説明します。

漢方薬とはどんな”薬”?

まずは漢方薬のはじまりについて

なにごともその”歴史”から説明しているものが一般的に多いので、まずはそこいらへんから話を始めたいと思います。(全然、興味のない方は目次から必要なところだけをお読みください。)

漢方薬の始まりはというと、おそらく人が人として知恵がある程度ついてきた頃からだと思います。

  • けがをした時にこの草をこすりつければ治りが早い。
  • 食べ物にあたった時はこの根をかじるといい。
などなど、大昔から長老やシャーマンと言われる人が代々その効果を受け継いできました。一部は今でも民間薬として残っていますが、これらは立派な漢方薬で、”薬”の始まりです。
サルでもけがした時にある葉っぱを体にこすりつけるなどの行動が確認されています。猫が草を食べるのも一種の”漢方”的な意味合いがあります。

その後、多くの賢人の方々が研究を重ねて(多くは自分が口にして試して、または家族に使ってみて)、色々な草木などの組み合わせでたくさんの処方をつくりました。
処方とはある症状に効果を示す薬の名前です。

例えば

葛根湯←処方名  風邪、肩こり←効果

 

漢方薬はどんなものからできているの?

漢方薬は多くが「組み合わせ」でできています。

その組み合わされているものは多くが木、草などの植物です。その植物の「根っこ」「皮」「葉っぱ」「花、蕾」などさまざまな部位を目的に合わせて組み合わせています。

例えば
ニッキ→皮→皮膚の通りを調節する。
芍薬→根→引き締める。

植物のほかにも動物・昆虫(鹿の角、亀の甲羅など)、鉱物(牡蠣の殻、石膏など)、布なども使います

変わり種 漢方

  • 牛黄(ごおう)・・・牛の胆石 (高貴薬とも呼ばれ現在、金より高い値段で取引されています。)
  • 冬虫夏草・・・蛾の幼虫に寄生するキノコ
  • シャ虫・・・シナゴキブリ(これは結構すぐれものですが嫌がられますね。通常では使うことはありません)

などなど

 

一般の薬と漢方薬の違いについて

薬の始まりは、自然のものがある時、ある症状に効果があることに気づいたことです。

化学の進歩によりその効果のある物質(根っこや葉っぱなど)の成分がわかるようになり、さらにそれだけを抽出(取り出す)ことが出来るようになりました。

さらに、取り出した成分から似たものを作ったり改造したりしてより作用が強いものや副作用が少ないものに作り直していきました。それがいわゆる今の”薬”です。

したがって、もとをたどれば同じものです。

ほんの数十年前まで、医薬品開発の一歩としてとにかく土を掘りまくってサンプルを集めることは普通であり、このような「手あたり次第作戦」は一般的した。

世界的に有名になったタクロリムスという免疫抑制剤は開発したメーカーのつくばの敷地内から見つかったもので、隣にあった別のメーカーの社長が「どうしてあっちの土地を買わなかったんだ!」と嘆いていたという話を勉強会で伺ったことがあります。

茨城の土壌細菌から生まれた薬が、世界の人々の命を救う!

 

 

漢方薬と”いわゆる医薬品”との比較
漢方薬 いわゆる医薬品
いろいろな成分 単一成分
天然成分 合成、精製成分
効果がマイルド 効果がシャープ

 

 

漢方薬は効く? 効かない?

漢方に関するイメージ調査
突然ですが、アンケートを行いたいと思います。ご協力いただけたらお願いします。

●ご年齢をお願いします。

●漢方薬は効くと思いますか?
効く多少は効く効かない分からない

内容を確認後、こちらにチェックを入れてから、「送信」ボタンを押してください。

現在の結果は次の通りです。

回答者数: 7人
効く:2人 多少効く:3人 効かない:0人 分からない:2人

みなさんいろいろなご意見ありがとうございました。

 

漢方薬にはしっかりした「効果」があります。

もともと自然界にあるものには何かしらの成分が含まれています。その作用は死んでしまうような強い毒もあれば、元気になるもの、口にすると下痢してしまうものなど様々です。そんな自然のものからできた漢方薬にはしっかり成分があり、作用があります。その作用を目的とする症状に使えばしっかりと効果がでます。

 

では、漢方薬が効かない時はどんな時?

漢方薬が効かない3つの理由
  1. 診断が間違っている
  2. 症状が強すぎる
  3. 漢方薬の質が悪い

① 診断が間違っている。

見立て違いです。見立てには「病気の見立て」と「患者の見立て」があります。

「病気の見立て」は病状、原因、治療法など病気の診断をします。
「患者の見立て」は患者さんの体質、生活習慣、そして患者さんの素質を判断します。

症状が改善しないのはこれらのどれかに見立て違いを起こしているからです。

 

② 症状が強すぎる。

例えば痛みが強すぎる、衰弱がひどい、出血など外傷が激しいなど緊急な処置や対処が必要な程の状態では漢方薬の出番ではありません。
また、血圧200をすぐに正常に戻す、血糖値HbA1c10.5を正常に戻すなども無理です。

 

③ 漢方の質が悪い。

漢方薬は食材と同じです。

旬な野菜はみずみずしく栄養豊富ですよね。また、作り手がにこだわって手をかけて育てた食物、果物は本当においしいものです。

食べ物の おいしさ と 漢方の 効き目は似てるのじゃ!

漢方薬も自然のものからできています。やせっぽちの木より、太くしっかりした木のほうが有効成分も充実していて、なにより「命の力」が強いのです。

私はこの命の力を感じて漢方薬に接しています。化学ではないところの漢方薬の力の部分です。
したがって、質の悪い漢方だと治す力が弱いのです。

 

漢方薬は長く飲まないと効果がない?!

漢方薬は一般に長期に飲むものだと思われていますが、じつは「短期間飲むもの」と「長期間飲むもの」とに分かれています。

短期間飲むもの ~数日から1か月

代表格が「風邪薬」です。漢方の風邪薬にもいろいろあります。
風邪の引き初めに飲むもの、こじらせた時に飲むもの、最後の仕上げに飲むものなど、さらに体の弱い人、体の強い人、胃腸が弱い人などそのバリエーションは多彩です。
ですので、風邪をひいて1週間も葛根湯を飲むことは漢方薬を十分に活用できていません。
とくに風邪などは日に日に病状が変わりますので1~3日おきに処方を変えます。

このように急性疾患に使う漢方薬は短期服用です。

 

長期間飲むもの ~数か月から年単位

慢性疾患の治療では長期に飲みます。また、体質が絡んでくることもやはり長期に飲むことが多いです。
例えば、胃腸虚弱、婦人科疾患、老化に伴う諸症状 など

やはり改善には時間がかかります。また、体をサポートしたり老化防止のために用いる漢方も長期に飲みます。

 

余談ですが・・・よく、「血圧の薬は一生飲まなくてはいけない!」という話を小耳にはさみます。あれは「ウソ」です、とういより「間違い」です。
確かに血友病や、一型糖尿病などずっと薬を飲み続けなければいけない病気もあります。これらは「器質的」な問題があり自分の力ではどうしようもない病気なのです。
それに対して、生活習慣病は自分の「行い」が招いた結果です。「行い」を改善すれば治りますし、薬もいりません。

 

 

では、漢方薬は”だれ”に相談するのが一番?

 

もちろん漢方の専門知識をもっている人です。

 

漢方の専門知識を持っている人
  • 漢方を学んだお医者さん
  • 漢方を 〃 薬剤師
  • 漢方を 〃 登録販売者
  • 漢方を 〃 一般の人
補足
登録販売者とは・・・試験を受けて資格を取った方で、薬局・ドラッグストアやコンビニなどで対象となるお薬を販売できる人

とにかく ”漢方を学んだ” は最低必須条件です。
極端な話、漢方を知らないお医者さんより漢方を学んだ一般の人のほうが、漢方のことを聞くのにはいいということです。

 

さらに、どれだけ」「何を」学んだか。
さらに、臨床のことをどれだけ知っているか。
また、提供できる薬の種類と質はどうか。

そして、さらに大事なのは相性、フィーリング、相談しやすさです。

 

 

おすすめは、「漢方専門薬局」です。

もし、漢方薬を相談しようとお考えであれば、「漢方専門薬局」をおすすめします。

 

漢方専門薬局をおすすめする 3つの理由

 漢方の専門知識が豊富。
 扱う漢方薬の種類が多い。
 相談しやす。

 

 

もし、漢方相談薬局をお探しであれば、
せんじ薬も扱っている 漢玄堂薬局 にご相談ください。

 

漢玄堂薬局は

1. 漢方専門の薬局で、使う漢方薬にもこだわっています。

2. 症状にあったオーダーメイドの漢方薬を1日分から作ります。

3. 予約制なので人を気にせずじっくり相談できます。

 

なにか気になること、質問などありましたらお気軽にお電話してください。

 03-6380-4353

メールでも構いません。

 info@kangendou.com

 

また、下記の問い合わせフォームからでも大丈夫です。
このページを読んでてわからなかったことや以前から疑問に思っていることなどでも結構ですよ。

内容を確認後、こちらにチェックを入れてから、「送信」ボタンを押してください。


※返信は遅くなるかもしれませんが、必ずいたします。しばらくお待ちください。

 

 

 

 

 




漢方に関するご相談 新宿御苑駅徒歩2分
漢方相談 漢玄堂薬局

あなたの症状に合わせて、オーダーメイドの漢方薬を作ります。なかなか改善しない症状を漢方薬で解決します!